2025年 審査過程
このコンテストは、江戸東京野菜の魅力を「学び・知り・味わう」体験を通じて、歴史と味のレガシーを未来へ繋ぐことを目的としています。最大の特色は、高校生が事前に課題食材を実際に見て、触れて、調理・試食するプロセスにあります。
今年度の課題食材は、奥多摩町で栽培される「治助イモ」。その特徴を体感したうえで、18校・354チーム・624名がエントリーし、16校・250作品・425名が応募しました。
そして、エントリーしたチームには実物が送られ、その実物を見て、触って、匂いを嗅いで、調理して、食べて、それからレシピを考案し、応募するというステップを踏んでいただきました。
審査は二段階で実施。
一次審査(レシピ審査)では以下の観点で評価
- 応募条件の適合
- 治助イモの理解と活用
- 独自性と工夫
この結果、8作品が実技審査へ進出。高校生たちは90分以内に調理・プレゼンを行い、審査員が試食し以下の点を総合評価
- 衛生管理と時間配分
- プレゼンと盛り付け
- 味・食感・独創性
- 食材の活かし方
最終的に5作品が選ばれ、東京味わいフェスタ2025の特設ステージで表彰されました。
治助イモの「濃厚な味」「粘り」「煮崩れしにくさ」を活かした多彩な料理からは、高校生の食材への理解と挑戦する姿勢が強く感じられるコンテストとなりました。
2025年 治助イモ 審査結果
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金賞
「治助芋のキャラメルトールタ」
東京都立赤羽北桜高等学校
山内 明日風(やまうち あすか)
シンプルですが、様々な箇所に治助イモを散りばめたタルトにしました。
皮まで食べられるようにタルト台に使用し、ダマンド生地に裏ごしした治助イモを混ぜ込みました。
作品名はタルトではなく、タルトの語源の「トールタ」にして、名前にかわいらしさを持たせ、伝統的な江戸東京野菜を継承していきたいという思いを込めました。
また、盛り付けのキャラメルソースやマスカルポーネチーズにより味にアクセントを出し、キャラメリゼに使用するバターを有塩にして塩味を加えるなど、美味しさも妥協せず作りました。 -
銀賞
「旨辛!!おやき風カムジャパン!」
東京都立農業高等学校
吉岡 夏海(よしおか なつみ)
韓国で人気のある「カムジャパン」をアレンジしました。
治助イモのねっとりとしていて甘みのある特徴を最大限にいかせるよう、生地もモチモチになっています。
治助イモの皮を炒め、青のりチップスのように箸休めとしても仕上げました。 -
銅賞
「治助イモの一口堪能スイーツ(×4)」
駒場学園高等学校
チーム名「CEO唐」
浅井 舷太(あさい げんた)
瀬戸 春馬(せと はるま)
唐 嘉悠(とう かゆう)材料の大部分に治助イモが含まれていることによって、濃厚な味わいを存分に感じられるよういかしました。
また、クッキーに含まれる塩分から、その治助イモの味を強く引き立たせるよう工夫しました。
甘みと塩味の絶妙なバランスからなる、新しい美味しさを我々と同年代の方々に食べてもらい、食に対する新たな視点に気づいてもらえたら嬉しいです。
特別賞
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「治助プリン」
東京都立赤羽北桜高等学校
黒米 雛絆(くろごめ ひなき)
治助イモでスイーツを作ってみたく、味が濃厚で煮崩れしにくい特徴をいかし、しっかりとした食感の濃厚なプリンにしました。
カラメルの代わりに餡をのせることにしたのは、温かいまま、なおかつ斬新で美味しくするにはどうしようかと考えた結果、餡にすることで、少し溶けてカラメルと飴のパリパリ感を同時に楽しむことができると思ったからです。 -
「ポテトアンナとキッシュ」
駒場学園高等学校
チーム名「ポテトに溺れる紳士たち
~ポテトアンナを添えて~」
荒井 桜愛(あらい さな)
大西 杏奈(おおにし あんな)
小倉 陽依(おぐら ひより)
治助イモを使用したフランス料理を考えました。
キッシュの液には、ねっとりとした煮崩れしない特徴をいかすため、ゴロゴロとした1cm角にした治助イモを入れました。
治助イモ以外の食材は、主張が強すぎないものを選び、食感にもこだわりました。
入賞
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「じゃがごまだんご」
京華女子高等学校
芦原 優姫和(あしはら ゆきな)
“ねっとりしている”特徴をいかすため、治助イモをペースト状にしました。
そして、ごまだんごの中身をジャガイモ感を残したジャガイモ餡にしたオリジナル料理にしました。
焼いてみたり、揚げてみたり、いろいろ試してみて出来上がった1品です。 -
「治助イモのがんもどきもどき」
東京農業大学第一高等学校
チーム名「麻辣湯」
藤木 初実(ふじき はつみ)
村田 茉利子(むらた まりこ)
ねっとりと強い粘り気がある治助イモ本来の味をいかした料理に仕上げました。
治助イモについて調べたところ、「だしの味を引き立てる」と紹介されていたので、がんもどきにしました。
つぶした治助イモを加えることで豆腐だけでは再現できないしっとりとした食感となりました。 -
「イモール」
東京都立赤羽北桜高等学校
加藤 雄太(かとう ゆうた)
様々な方が知っている海苔巻きにすることを考えました。
治助イモの崩れにくく、味がしっかりしている特徴をいかし、炊くと揚げるという調理法を行いました。
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2024年 審査過程
第3回目を迎えた今回の課題食材は【馬込三寸ニンジン】。
夏休みを利用してレシピ開発を行い、都内高校21校295チーム424名の高校生にご応募いただきました。
実技審査が行われた辻調理師専門学校 東京には、レシピ審査を勝ち抜いた8チーム18名が集まり、調理とプレゼンテーションを行いました。
そして8チームの中から5チームが入賞作品に選ばれ、東京都農業祭特設ステージにて賞の発表と表彰式が行われました。
2024年 馬込三寸ニンジン 審査結果
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金賞
「ティロット」
東京都立赤羽北桜高等学校
チーム名「バニーズ」
山内 明日風
李 慧玲
石川 真那花ティラミスのようなケーキをキャロット(ニンジン)で作ったので、「ティロット」と名付けました。
馬込三寸ニンジンのうまみを引き立たせた作品に仕上がりました。 -
銀賞
「馬!馬!にんじんカレーパン!」
東京女子学院高等学校
チーム名「鳥とみかんと火星人」
吉田 理維菜
中村 綾香
高野 莉子「子どもも大人も楽しく美味しく食べられる」をコンセプトに考えました。
馬込三寸ニンジンをすりおろして、にんじんベースの甘さとうまみたっぷりカレーを作りパンにいれて、ニンジンの形に成形して揚げました。 -
銅賞
「たっぷりチーズのキャロットピッツァ」
目黒日本大学高等学校
チーム名「青空」
山下 綾菜
守山 侑花馬込三寸ニンジンの歯ごたえと、チーズの口当たりが合わさり、食感も楽しめるようにしました。
東京都大田区で生まれた「馬込三寸ニンジン」で、ヨーロッパ生まれのピッツァを作ることで文化の融合を料理で表現しました。
特別賞
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「マゴメータ」
東京都立赤羽北桜高等学校
チーム名「世界に一つだけの人参」
鈴木 萌桜
高宮 友里
上野 花
生地にもソースにも、トッピングにもたっぷり馬込三寸ニンジンを使用したニンジン型のピザを作りました。
馬込三寸ニンジンの「まごめ」とマルゲリータをかけて【マゴメータ】と名前を付けました。 -
「にんじんパイ」
東京都立農業高等学校
チーム名「飯尾」
石田 妃菜
今村 夢芽
潮 和真
パイを切ったときにニンジンにオレンジ色が主役になるように最大限に使用し、食べた時にニンジンの味を感じてほしいため、調味料は最小限の量にしました。
10㎝ほどの馬込三寸ニンジンのようにパイをニンジンの形にしました。
入賞
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「にんじん畑」
東京都立赤羽北桜高等学校
満永 劉
馬込三寸ニンジンを柔らかくしたり、すりおろしたり、工夫してカットをして、ふんだんに使ってグラタンを作りました。
ニンジンの甘味を生かすために味付けはシンプルにしました。 -
「馬込三寸にんじんニョッキの中華風」
東京農業大学第一高等学校
河出 南那
江戸東京野菜「馬込三寸ニンジン」と初めて聞いた時は古臭くて美味しくなさそうと思いました。
頂いたニンジンは色が鮮やかで香りもよく、その美味しさに感動しました。この感動を伝えるため、馬込三寸ニンジンの栄養素も最大限に生かせる「ニョッキ」を考えました。 -
「夏にぴったり! 人参そうめん」
東京農業大学第一高等学校
チーム名「みやむれゆな」
宮牟礼 波奈
田中 紬菜
12月が旬である馬込三寸ニンジンを冬でも夏の料理である素麺らしさを感じられる作品にしました。
細く切ったニンジンを炒めて素麺風にし、ニンジンの葉のソースはにんにくがアクセントとなって美味しいです。
2024年 審査員長 総評より
今年度も300に及ぶ応募作品をいただき、レシピ審査での絞り込みには苦労しました。今回の課題食材である「馬込三寸ニンジン」が主役とは言えないレシピ、例えば、ニンジン嫌いに配慮してニンジンの存在を消しているようなレシピは足切りすることになり、ニンジンが脇役になってしまっているレシピもはずしました。その結果、レシピ審査後に残ったのは、バラエティに富んだ個性的な作品、応募してくれた高校生の皆さんの、食材や料理に対する思いとチャレンジ精神を強く感じる作品でした。
そして、最終の実技審査に選出された8レシピは、「馬込三寸ニンジン」という課題食材のもつ可能性を、高校生らしい自由な発想で、料理として示してくれたものだったと言ってよいと思います。
2023年 寺島ナス 審査結果
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優秀賞
「チーズナストグ」
東京都立赤羽北桜高等学校
河津 共希さん
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第2位
「寺島ナスのサンドイッチ」
東京都立淵江高等学校
チーム名「#家庭科部52B」
浅野 真哉さん
西花 莉央さん
渡邊 光一さん -
第3位
「なす重」
東京農業大学第一高等学校
吉岡 里桜さん
特別賞
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「なすの巻物風 湯葉包みあられ揚げ」
三輪田学園高等学校
村上 結さん
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「寺島ナスの水餃子と万能ダレ」
東京都立赤羽北桜高等学校
チーム名「AHA」
小池 穂乃花さん
吉田 彩乃さん
松村 碧さん
入賞
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「ナスのがんもどきもどきの紫蘇トマトソース添え」
東京農業大学第一高等学校
チーム名「ルネサンス」
浅山 琶音さん
込山 和果さん
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「寺島ナスのみたらし団子」
東京都立淵江高等学校
チーム名「#家庭科部52C」
堀川 莉央菜さん
羽鳥 明日香さん
賈 奇さん
2022年 ごせき晩生小松菜 審査結果
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最優秀賞
「小松菜の湯葉巻き」
東京都立農業高等学校
チーム名「農業高校1年5組」
井坂 楠楽さん
川合 城司さん
小林 文洋さん
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優秀賞
「こまつくね」
東京都立赤羽北桜高等学校
上柳 奈々美